DALL·E 2025-03-15 16.43.29 - Four players engaged in a doubles pickleball match on an outdoor court, with two players on each side of the net. They are using single, well-defined

「キッチンって何?なんでそこでボレーしちゃいけないの?」

「キッチン周りの練習をしろとよく言われるけど、なぜそんなに重要なの?」

ピックルボールを始めた方が必ずぶつかる「キッチン」の壁。今回はpickle-peak主宰の林が、キッチンのルールから活用法まで、750回以上の体験会・練習会で感じたリアルな視点でお伝えします。


【林の体験談】レベルが上がるほどキッチンの重要性を感じる

ピックルボールを始めた頃、私は「キッチン?邪魔なルールだな」と正直思っていました。テニスではネット前に詰めて強打するのが気持ちよかったので、「なんでそこでボレーしちゃいけないんだ」という感覚でした。

でも続けていくうちに、レベルが上がれば上がるほどキッチンの重要性を強く感じるようになりました。強打だけではないピックルボールの楽しさが、キッチン周りのプレーに凝縮されていると今は思っています。

ディンクでの駆け引き、相手をキッチンに引き込んでからの攻撃、キッチン際でのソフトショットとパワーショットの使い分け。これができるようになると、ピックルボールの楽しさが一層深まります。キッチン周りを頑張って練習しましょう。絶対に楽しくなります。


キッチン(ノンボレーゾーン)とは何か

キッチンとは、ネットから約2.13メートル(7フィート)の範囲にある長方形のエリアのことです。正式名称は「ノンボレーゾーン(Non-Volley Zone)」ですが、ピックルボールコミュニティでは「キッチン」と呼ぶのが一般的です。

このエリア内ではボレー(バウンドしていないボールを打つこと)が禁止されています。ただしバウンドしたボールを打つのはOKです。


キッチンルールの詳細

①キッチン内でのボレー禁止

キッチンの中に立っている状態でボレーを打つとフォルトになります。キッチンラインを踏んでいる場合もフォルトです。

②踏み込みのフォルト

キッチンの外から打ったボレーでも、打つ動作の勢いでキッチンに踏み込んでしまった場合はフォルトになります。これが初心者に最も多いミスです。「ボレーを強く打とうとした時に踏み込んでしまう」は本当に超あるあるです。

③キッチン内でのバウンドはOK

ボールがキッチン内にバウンドした場合、キッチンに入ってそのボールを打つことはできます(バウンドしているので)。ただしバウンドを待っている間にボレーになってしまわないよう注意が必要です。

④勢いでの侵入はNG

ボールを打った後、勢いでキッチンに入ってしまった場合もフォルトです。ボレーを打った後は一度止まってキッチンに入らないようにするか、キッチンに入る前にボールがバウンドするのを確認してから動くようにしましょう。


なぜキッチンルールがあるのか

キッチンルールはピックルボールの「面白さ」を作り出すために存在しています。

もしキッチンルールがなければ、パワーのある選手がネット前に詰めて強打し続けるだけのゲームになってしまいます。それではパワーで劣る選手が全く太刀打ちできません。

キッチンルールがあることで、ネット前での「強打」が制限され、ディンクショットでの駆け引き・ポジショニングの重要性・頭脳戦が生まれます。これがピックルボールをテニスとは全く違う「考えるスポーツ」にしている核心です。


キッチンを制するための基本スキル

① ディンクショット

キッチン際でのソフトな打ち合いです。ネット越しにゆっくりとボールを打ち合い、相手の体勢を崩したり、ミスを誘ったりします。一見地味に見えますが、これがピックルボールの醍醐味です。

最初は「なんでこんなゆっくり打つの?」と思うかもしれません。でもレベルが上がるにつれて、このディンクの駆け引きが「一番楽しい!」に変わっていきます。

② キッチン際のポジショニング

両チームがキッチン際(キッチンラインのすぐ外)に並んだ状態が、ピックルボールの典型的な展開です。この「キッチン際の対決」でいかに相手を崩すかが、ゲームの勝敗を左右します。

キッチンラインに近いほど相手のキッチンに短いボールを打ちやすくなりますが、踏み込みのフォルトのリスクも増えます。このバランスが難しくて面白いところです。

③ アーン(攻撃への切り替え)

ディンクで相手を揺さぶり続けて相手のボールが高くなった瞬間、スマッシュや強打で攻撃に切り替えます。「守り(ディンク)→機を見て攻め(スマッシュ)」という流れがピックルボールの基本戦術です。


キッチン周りの練習方法

① ディンク練習

パートナーと向かい合って、キッチン際でのディンクを続ける練習です。最初は10回続けることを目標に、徐々に回数を増やしていきます。

② フットワーク練習

キッチンラインを踏まないように、ライン付近での細かいフットワークを練習します。ラインテープを使って練習するのが効果的です。

③ ゲームで意識する

実際のゲームでキッチン際の展開を意識してプレーします。「今のはキッチンに踏み込んでしまった」という失敗から学ぶことが最速の上達法です。


上達につれて感じるキッチンの面白さ

pickle-peakのメンバーで、3ヶ月・6ヶ月と続けた方から共通して聞く言葉があります。「ディンクの駆け引きが楽しくてたまらない」という声です。

最初はキッチンルールが「邪魔なルール」に感じても、プレーを重ねるうちに「このルールがあるからピックルボールは面白い」という理解に変わっていきます。強打だけでなく頭脳と技術で勝負できるピックルボールの本質が、キッチン周りのプレーに凝縮されています。


まとめ

キッチンを制する者がゲームを制する、とよく言われます。それほどキッチン周りのプレーはピックルボールの核心です。まずはキッチンルールをしっかり理解して、ディンクを丁寧に打つことから始めてみてください。

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