40代になって体を動かす機会も減り、だんだんと体型の変化を感じる中で、何かスポーツを始めてみようかなと思っている方は多いのではないでしょうか。
「でもウォーキングやジョギングはありきたりだなあ。」
そんな方には、今アメリカでブームとなっている「ピックルボール」をおすすめします。
この記事ではピックルボールが40代以上の方に人気がある理由や、体験するにはどうしたらよいか、について書いていますので、是非最後まで読んでみてください。
目次は下記の通りです
ピックルボールは、1960年代にアメリカで発祥しました。簡単に説明すると、テニスとバドミントンを足して2で割ったようなスポーツで、ラケットを使用します。
元々は年齢に関係なく楽しめるスポーツという位置づけだったこともあり、手軽にプレーできる点が魅力です。
そんなピックルボールですが、レオナルド・ディカプリオさんなど、多くの著名人も愛好家であることがわかっているなど、アメリカで人気急上昇のスポーツとなっています。
アメリカのSFIA(スポーツアンドフィットネス産業協会)の調査では、2022年には競技人口が890万人となり、3年連続で「アメリカ国内で最も急速に成長しているスポーツ」として認定されています。
日本ではまだアメリカほどではありませんが、2015年に日本ピックルボール協会が発足し、全国各地で様々な団体が結成され普及が進んでいます。
そんな人気急上昇のピックルボールですが、始めて30分もすればラリーが続くようになると言われているように、「大人の趣味」としておすすめできる手軽さが主に3点あります。
①コートの小ささ
ピックルボールのコート面積はテニスコートの1/3程度なので、テニスほど大きく走り回ることはありません。
②ボールとラケット
テニスボールの半分程度の重さで穴の開いたプラスチック製のボールを使用します。穴による空気抵抗がボールの速度を抑えてくれることから、打ち返しやすくなっています。
お互いに打ち返しやすいのでラリーが続き、プレーを止めることなく楽しめるところがよいです。また、ラケットはパドルと呼ばれていて、卓球のラケットをひとまわり大きくしたようなサイズです。
テニスやバドミントンのラケットのように柄の部分が長くないことも、ボールを打ちやすい理由のひとつです。
③基本となるルール
テニスと同様にコートの中央にネットがありますが、そのネット周辺に「ノンボレーゾーン」というエリアが設けられています。
「ノンボレーゾーン」では、バウンドする前のボールを打つことが禁止されています。つまりこのゾーンでは、相手から打ち返されたボールが自分のコートでバウンドする前に打ち返すボレーやスマッシュと言われるプレーができません。
ボレーやスマッシュは迫力のあるプレーとして見応えがありますが、それをエリアで制限することで、ある程度強度を抑えたプレーが求められています。
他にも、サーブはアンダーハンドで打たなければならないなど、ルールの中にラリーを楽しめる様々な工夫が施されています。
ピックルボールはダブルス、つまり2人対2人が主流のスポーツです。このダブルスが主流というところがまた、人と人とのコミュニケーションの場としてもオススメできる点です。
年齢を経るにつれ、お子さんもだんだんと大きくなる中で親離れも進んだり、夫婦間のコミュニケーションの機会も少しずつ減ってきている方もいるかもしれません。
ピックルボールは老若男女問わず気軽にプレーできるので、そういったコミュニケーションをとりやすいスポーツとも言えるでしょうね。また、家族だけでなく恋人や気になる人、友人を誘う時にも「ダブルスが主流なんだよね~。」というワードで、一緒にプレーしてくれる人を誘いやすい、なんてこともあるかもしれません。
もちろんシングルスもありますが、コートの広さはダブルスと同じなので、より多くの範囲を1人でプレーすることから、運動量は増えそうですね。
ピックルボールを体験するには、各地域にあるピックルボールのクラブに入会することが一番の近道のようです。
それぞれ地域にあるテニスコートや体育館などを利用し、ピックルボールを楽しんでいます。
どんなスポーツでもそうですが、打ち方のコツやルールなど、最初は経験者からレクチャーしてもらったほうが当然良いので、お住まいの近くで活動するクラブを見つけたら、体験参加等について問い合わせてみるのがよいでしょう。
参考サイト
コート / 体験・練習会等イベント
ここまでピックルボールが40代以上の方に人気の理由と体験方法などを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
気軽に楽しめる一方でアメリカではプロリーグもあるほどのスポーツなので、上達していけば楽しみ方も変化していくことができる点も人気のひとつです。
日本でピックルボール旋風が吹き荒れる日も近いのかもしれません。
そんなピックルボール、あなたも体験してみてはいかがでしょうか。
ぜひ一度体験してみて下さい!