ピックルボールは、アメリカで1960年代に誕生したラケットスポーツで、テニスや卓球、バドミントンの要素を組み合わせたものです。バドミントンと同じ大きさのコートで、穴の空いたプラスチック製のボールをパドルと呼ばれるラケットで打ち合います。
ピックルボールのゲームには、シングルス(1対1)とダブルス(2対2)の2種類があります。コートの広さはバドミントンと同じで、テニスコートの約3分の1です。ネットの高さはテニスよりも5センチ程度低くなっています。
1967年、ワシントン州のとある家庭で始まったこのスポーツは、父親が子どもたちのために考案したものでした。子どもたちは退屈しており、何か新しい遊びを求めていました。
そこで父親は、試行錯誤を繰り返しながら、従来のスポーツにはない独自のルールと道具を作り出し、
そこからピックルボールが生まれました。
この新しいゲームに名前をつける際、家族は飼っていた愛犬「ピックル」から取りました。
このように、ピックルボールの起源は、家族のアイデアと愛情から生まれたスポーツです。
その後、このゲームは徐々に広まり、現在では全世界で楽しまれています。
一言で表すと『テニス、バドミントン、卓球のいいとこ取り』です。
上のスポーツだとラリーができるようになるのは、少し時間がかかりますが。
ピックルボールであれば30~60分分ほどで
できるようになるのも特徴・魅力です。
ピックルボールをプレーすることは、楽しいだけではなく、心身にも良い効果があります。まず、ダイエット効果があり、心血管系の健康改善に繋がります。身体バランスの向上にもなる全身運動と言えます。
また、男女対決となることも多く、子供は親・祖父母と一緒にプレーする傾向があります。
この点は他のスポーツではなかなか見られないユニークなところです。
さらに、お互いの連係プレーも良いですが、プレー中だけでなく、コートやチームメイトを交代するときも、積極的に他者との交流が生まれます。このことから、ピックルボールが孤独感を解消し、不安定な気持ちを抑え、人生に潤いを持たせる効果があると言えるでしょう。高齢者はとかく孤独になり、うつなどの心の病気にもかかりやすくなるので、これらの効果は重要と言えます。
また、ピックルボールはテンポが速いため、常にチームメイトの動きを意識しなければなりません。複数のことを一度に脳で処理しなければならないので、プレーすることで、認知機能を向上させることができます。多くの集中力を要求されますが、比較的楽にプレーでき、ピックルボールの社会的、競争的な面はストレス、不安軽減に役立ちます。心の健康を改善する有用なスポーツです。
また、様々な筋肉を鍛えることにもなりますし、関節や骨格の健康向上に繋がります。血液の循環も改善しますし、心肺機能の向上、血圧を安定させ、コレステロール値の改善をもたらします。
これほど意義のあるスポーツ、やらない手はないですね!
tennis-peak株式会社 代表 林 紘太郎
ピックルボールは、テニスとバドミントンと卓球の良い所取りだ、などと言いますが今回は私の経験談(感想)をお話しします。
私が初めてプレーしたのは2024年夏にスタッフとです。
第一印象は『あ、結構簡単だな』です。
比較としてはもちろんテニスとになるのですが、テニスよりは圧倒的に簡単です。すぐにラリーが出来ます。ラリーが出来るハードルがとても低くて『多くの人がストレス少なくこのスポーツに入れるな』と感じました。一緒にやったのが20代のスタッフ2名となのですが、彼らのようにガンガン打たれるとちょっとミスも出たり追いつけなかったりしますが、それでもラリーの中の駆け引きがテニスより圧倒的に簡単に出来るのでとても楽しいものでした。
次に感じたのが『先手を取ることが大切でありハードルが低い』ということです。つまり、自分が主導権を握りやすい、握らないとやられる、ということです。
テニスはどうしても相手のミス待ちになりやすいですね。もちろんそれも大切なのですが、ピックルボールはテニスよりもミス待ちが難しいです。自分から行かないといけません。
これが楽しかった!お互いが主導権を握ろうとしている感じがとても楽しくて、盛り上がる要因なのかなと思いました。2時間やった後の爽快感はこれが大きかったかなと思います。
最後に感じたのが『パワー負けしない、身体の優しいな』と言う点です。
私自身はあまり怪我や痛い所は無いのですが、ひじを痛めていたスタッフに聞いたところ圧倒的に負担が少ないとのことでした。私もそれは感じておりボールの軽さからくる振動の少なさが主な要因かなと思います。
当たった時に『パーン』と飛んでいくのです。ここのイメージはテニスよりもゴルフに似ています。
あの爽快感が個人的にはかなり心地よかったです。
ラリーのハードルが低い、主導権の取り合いが面白い、身体に優しい。
私がピックルボールを体験した初日に感じたTOP3は以上のポイントです。
ぜひあなたもプレーしてみて下さい。
ピックルボールの面白さにハマって頂けたら嬉しいなと思います!